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週刊【もりやん】 第八週『傷未だ癒えずとも、新たな萌芽あり』
2023年4月9日(日)
総括するには早計ですが、コロナ禍は世界中で人々の生活を一変させてしまいましたね。
本当に大変でした。
弊社も、コロナの影響を強く受けた川越店を売却したり、他にもいろいろとありました。
皆さんも公私にわたってさまざまなダメージを受けたかと思います。
しかしながら、そんな最悪の事態の中でも、良いこともありました。
本当に必要なモノが何かが分かったということです。
私が今回のコロナ禍で最も苦心したのが撤退戦です。
撤退するにしてもお金はかかります。
人員の整理と統合なども切実な問題でした。
減少していく収益をよそに、税金や経費は変わらず支払わなければなりません。
毎日薄氷を踏む思いでありました。
当然、無駄だと思われる経費を洗い出して削減するのですが、コレが思いのほか多いことに気付かされました。
あれば便利と思い余分に維持してきたモノやコトやバショがいろいろあって、そういうモノを一掃すると意外と経費が激減します。
もちろん、その分マンパワーに頼ったりしなければならないコトもあるのですが、他人に支払うのであれば従業員に支払った方がマシです。
つまり、経費を削減する一方で労働生産性が上がったわけです。
人員に関しては極力解雇は最小限としましたので、余剰人員を抱えることになりました。
余剰人員を抱えたら、より生産性を高めなくてはなりません。
その為、一人ひとりのスキルアップを促すと共に、マンパワーでしかできない利益に直結する業務を作為的に創出し、余剰人員が余剰でなくなるようにしました。
私にしても、YouTubeや書籍を通じ、経営やビジネスに必要なさまざまな知識のインプットに努め、新たな価値観や考え方を獲得することができました。
それによって世界が一層広がりましたので、己の小ささや至らなさを再認識することができました。
コロナ禍は最悪の出来事ではありましたが、一経営者としての私と会社を堅固なモノにもしてくれました。
まだ終わってはいません。
しかしながら、戦争や巨大災害などが起きない限り、またはコロナウィルスが重大な変異を遂げたりしない限り、少しづつではありますが社会も経済も落ち着いてくると思われます。
あっ、あと我が国の政府が舵取りを間違えなければというのも付け加えておきましょう…
『雨降って地固まる』とか『災い転じて福となす』などと言います。
弊社も含め、傷が癒えたと言えるほど回復はしていないとは思いますが、ピンチをチャンスに切り替える強さをお互いに持ち、逞しくコロナ後の社会を迎えようではありませんか。