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コンシェルジュの囁き

ほぼ日刊“MORIYA300”16号

2021年12月9日(木)

スタッフブログ - もりやん

昨日に引き続き大東亜戦争関連のはなし。
今週はこのテーマでしばらく書きましょうかね。
 
とは言っても、私自身は戦争経験皆無ですので、あくまでも関連したネタであります。
 
昨日書きました“米軍の艦載機に機銃掃射された”父の先輩ですが、この人がかなりいい加減な人でして...
私の父もそうだったのですが、戦後の愚連隊出身者で、昭和のダメ男のいい加減振りがMAXな人なんですね。
 
私はこの人のことを“じいちゃん”と呼んでました。
他にも同じ一味の連中で“じい”と呼んでた人がいるのですが、あくまでもこの人は“じいちゃん”
“じい”もネタの宝庫なのでいつか登場するかもしれません。
 
さて、本題にはいります。
私が幼稚園に入る前のこと。
小児喘息だった私は公害都市東京から引っ越して、埼玉県日高市にある高麗川団地という集合住宅密集地に住んでいました。
その高麗川団地にどういうわけか父と同じく池袋界隈が地元の“じいちゃん”も住んでいたんですね。
仲良すぎだろ!って感じです。
 
そんな“じいちゃん”夫妻には子供が居ません。
なので私のことをそれはそれは可愛がってくれました。
私も自分の家のように遊びに行っておりましたので、お泊りすることも頻繁にありました。

お泊りの日、夕方になると必ず“じいちゃん”がお風呂に入れてくれました。
そのとき毎回謎の儀式を行うのです。
 
私が風呂から上がると“ばあちゃん”が体を拭いてくれるのですが、拭き終わると必ず“じいちゃん”がこう言います。
 
「きをつけ!(左右の二の腕をパンパンと叩き)こうしゅごうかくっ!」
 
なんのことかよく分からなかったのですが“じいちゃん”は嬉しそうだし、なんとなく褒められてるような気がしたので私はこの儀式が好きでした。
 
「きをつけ!(左右の二の腕をパンパンと叩き)こうしゅごうかくっ!」をされる度に私はキャッキャと笑ったのを覚えています。
 
幼稚園に入るとき、私は東京に戻りました。
以来、「きをつけ!(左右の二の腕をパンパンと叩き)こうしゅごうかくっ!」をされる機会も少なくなり、一時疎遠になったのを機に、儀式はなくなってしまいました。
 
中学時代だったか高校時代だったか。
ふと儀式のことを思い出したことがありました。
あれはいったい何だったのか...?
今なら迷わずググる感じですが、私の中高時代、一般的にはインターネットはありません。
調べる為のとっかかりも見いだせず、時間は過ぎ去るばかり。
 
ある時、小説だったと思うのですが、読んでいたわけです、本を。
すると、そこに答えを見つけました!
 
戦前、軍隊に入隊する際おこなう徴兵検査。
検査結果の分類に甲種、乙種、丙種、丁種、戊種というものがあり、甲種は身体頑健で兵役に最も適しているという意味だそうです。
 
“じいちゃん”は私を風呂に入れる度に徴兵検査をしていたわけなんですね。
まぁ、“じいちゃん”のことなので深い意味はないと思うのですが...
後輩の息子が元気で健康で、嬉しかったのかも知れませんね。
 
いい加減でダメ男な“じいちゃん”でしたが私にとってはただただ優しく面白い人でした。
 
「あと10年はギリギリで構わないので甲種合格の健康を維持させてください」とあの世で飲んだくれていると思われる“じいちゃん”に手でも合わせておきましょうかね。
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